パラグアイと、お眠りにゃん♡
- 2014年3月6日
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ボリビアのウユニを出て、チリへ抜け、そこからアルゼンチンのサルタへ、
その後ポサダスという街からパラグアイのエンカルナシオンへ行きました。
というのは、ブラジルのビザを取るためです!
しかし南米の中で、パラグアイは特に何か観に行くものがある国ではないらしい、
というのを耳にしていたのですが、私にしたら、にゃんがいればいい!
ビザとともに、パラグアイにゃんを求めて入国です。
一度バスを降りてスタンプを貰いますが、いたって簡単。
そこから30分程度で、エンカルナシオンのバスターミナルへ。
その目の前の宿にチェックイン……
と、その宿にて、さっそくパラグアイにゃんに出会えました♡!!
ロビーに置かれたグランドピアノの上でお昼寝中♡
近づくと、ちょっと目を覚まして、寝返りをいくつか。
そして……
“よいしょっとにゃーん!”
と、いくぶんお目覚め模様?
“あら、お客さん?”
“……でも、やっぱりねぇむい……目が開かにゃい”
結局、そのままお眠りになっていきました。
それから、パラグアイ料理を食べようとローカル食堂へと行ってみました。
パラグアイ料理って、なんにも想像できないので、がつんとローカルで。
で、驚いたにゃり。
ご飯の前にでてくるのは、お芋? バナナのような型ですが、味はお芋です。長い。
ジャガイモののような。お塩をつけて食べると、結構すすむ!
でもお腹にたまる。
というか、前菜に炭水化物を出すのは、パンの代わり?
それから大豆入りスープにパスタのような麺が入っているのが、パラグアイ料理なのでしょうか。
正直見た目は……どきどきな。けれど、味は意外と美味しくてびっくり。
その後、エンカルナシオンのバスターミナルからおよそ40分ほどの世界遺産、
トリニダード遺跡へと行ってみました。
南米という広大な大陸には、もともと先住民と言われる人々が暮らしていましたが
スペインやポルトガルによる植民地化や奴隷商が合法であったため、多くの先住民は
元来の暮らしを大きく変えられ、失っていきました。
その先住民のひとつで、グアラニー族という民族も、いまのパラグアイ、アルゼンチン、
ウルグアイあたり(ラ・プラタ地域)にいましたが、
外国人による奴隷狩りにあったり、また殺されたりしてしまったようです。
ですが、その環境から逃れたグアラニー族の一部の人々がいました。
彼らは、1600年ころより1700年後半まで、
スペインのイエズス会宣教師たちによって建設された村、すなわち伝導所村に暮らしていました。
その場所がトリニダード遺跡です。
この広大な場所に、およそ4000人ほどのグアラニー族とスペイン宣教師たちが
共生していたそうです。
この暮らしをもとにしたフィクション映画『ミッション』の舞台は、まさにここだそうです。
建築というのは、やっぱりその土地の暮らし、歴史を包容する「気」のようなものが
でているように思います。
青い空、痛いほど強い太陽の光、美味しい空気。
この世界遺産は、ときとして「たいしたこと無いらしい」という残念な評判がついてしまって
行くことをやめてしまう観光客もいるようなのですが、それにはあまりにももったいないほど
おおらかで癒される空間だと感じました。
それにしても、煉瓦の積み上げられ方がまるで玩具のように適当で
なのにしっかり建っていて不思議でなりませんでした。
よーーく見ると、なんだか適当なのだけど、適当じゃないような?
ブラジルビザを取るためだけにやってきたパラグアイですが、
せっかくパラグアイにきたので、日本人移住国も行ってみることにしました。
つづく♡