建築首都ブラジリア その3
- 2014年5月6日
- No Comments
ブラジリアの国会議事堂へ。
H形をした2本のビルと、お椀のような形のフォルムが特徴的です。
お椀型の部分は、ただのデザインであって、上院(写真左)と下院(写真右)を
表しているそうです。
中には、こうやって半地下にさがるようにして行きます。
このお椀形は、下院を表しています。
ぎりぎりのツアー参加でしたが、混ぜてもらえました。
普段も、30分おきにツアーをしているそうです。
ガイドさんはポルトガル語しか話せないそうで、
日本語か英語しかわからないというと、日本語のパンフレットを
くれたりと、とっても親切に案内してくれました。
ここがロビーで待ち合い室です。
ツアー開始まで、ここで待ちます。
待っている間に、もらったポストカードを書いて
日本に郵送できます。
こんな感じです。
このサービスが素敵だなあと思いました。
半地下とは思えない、とても明るい自然光が外から入ってきます。
さっそくツアーが始まりました。
この緑の間は、議員さんがジャーナリストと面会するための場所だそうです。
とはいえ、かなり広い!
たくさんおかれた椅子も、ニーマイヤーのデザインした椅子だそうです。
ガラス窓の向こうには、観葉植物と青と白のタイル。
清涼な雰囲気がします。
緑の絨緞がいいですね。
半地下へつづく階段。
さて、下院議会場です。
外からみてお椀の形をしたデザインがありましたが、その真下らしいです。
丸いです。
議会内容はすべてネットなどで中継されるようで、
かなりオープンな政治をしているらしいです。
席には、コントロールパネルと、指紋認証機、投票機などがあるらしいです。
さて、つづいて、上院のほうへ。
こちらはなんと、青の絨緞。
保守的な上院のイメージなのでしょうか。
こちらが、お椀の蓋の形をしたところの真下。
こちらも同じく、青色の空間をしている上院議会場です。
空間がまるで宇宙のような、ブラジルの国旗に描かれた地球のような
そんな雰囲気がしました。
さて、入り口へ。
こちらから出ます。
半地下の部分は、車が通行できるスペースになっています。
なかなか見応えのある国会議事堂でした。
それにしても、日本の国会議事堂とはまたずいぶん雰囲気の違うものだと思いました。
この屋根の上につづくスロープ。
お椀型(右)の下に、人がいます!
中に入る楽しさもあれば、少し引いたところから眺める全体の美しいフォルムに
つくづく感心させられる。
こちは、外務省。
こちらの建築も本当に素敵だなあと思います。
一瞬ファサードのないような開放感、でも感覚的にバランスのよう柱によって
全体がとても綺麗に見える。
ブラジリア、見所満載ではありますが、いったんこれくらいで、
次の街へ移りたいと思います。
今回念願叶って訪れたブラジリアは、「まったく過去の歴史をもたない首都」と
呼ばれているそうですが、まさに「新しい時代をスタートさせる」という意志の
感じられる街でした。
それは、全体的な活気というようなことではなくて、広大な空と大地に
整然と立ち並ぶ建築群をみて、建物に込められた新しい時代への希望のような
ことだろうと感じます。
つづく