【お知らせ】文庫本『恋する旅女、世界をゆく』発売です!
- 2014年7月1日
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ついに、ついに、幻冬舎より文庫本
『恋する旅女、世界をゆくーー29歳、会社を辞めて旅に出た』
を発売いたしました。
本書を出版するにあたり、実に2年の歳月が流れました。
2012年の1年間の旅。その途中はひたすら旅に集中し、
自分ととことん向き合っていたと思います。
旅の終盤、インドを再び訪れた(3度目となる)とき、
ポンディシェリーというインドらしからぬフレンチファイされた
小さな可愛い街で、思い立って自分の1年間の旅を文章にしておこうと思い、
10日間ほどかけて書き上げた原稿がありました。
今思えば、たったの10日で書き上げるなんてものすごく
集中していたと思うのですが、それこそ旅の持つ力、はたまた
インドの魔力というような気がします。
その原稿自体は、今回のものとはまったく違います。
実際出版をするとなってから、担当編集者と話し合い、
まずは「アジア3ヶ月間」だけに絞って書くということになりました。
それはつまり、「まるまる書き直す」ということでした。
その書き直し、というかゼロから書き下ろした文章は、
2013年の7月〜10月の四ヶ月、ギリシャやトルコ、旧ユーゴスラビア
といった中東欧を旅していたときに、時間をみつけながら書き進めました。
まさに、このにゃんトラベルがスタートした時期であります。
その後帰国してから、編集者の赤が入り、今度はその原稿をもって
南米を旅しました。
バックパックに原稿をつめ、移動のバスや列車の中で読み進め、
南米から帰国後、休む間もなく作業がつづき、さらに書き直しや
写真選びやタイトル決めなどが行われました。
こんな旅をしながらに、とことん付き合ってくださった幻冬舎の方々に
心から感謝しています。
私にとって、旅は人生そのものです。人生は旅のようだとも思います。
今もなお終わりなき旅の途中にいて、日々旅先で何かを考え続けている私が
書き終えた初めての書籍です。
かっこ良い言い方を許していただけるならば、
「30歳を前に決意した、ひとりの女性の挑戦記」でもあります。
どうか手に取って読んでくださったら嬉しいです。
*写真はアジアで出会ったにゃんずです。