ウィーンの芸術的建築物たち!

ウィーンではいくつかの素敵で面白い建築をみました。

それをご紹介します!

まず、オーストリアの芸術家フリーデンスライヒ・レーゲンターク・ドゥンケルブント・フンデルトヴァッサー、

彼は画家であり建築家でもあります。日本では、大阪市環境局舞洲工場など手掛けており、

もしかしてご存知の方もいるのでは……。メルヘンな外観です。

そう、彼の独特な世界観が、ウィーンでも見られるときき、その建物へ向かってみました。

これぞ、フンデルトヴァッサーハウス。公共集団住宅です。

たしかに、すごい!

多彩な外観を使うことで知られている人だけど、まるで壁は巨大なキャンパスみたい。

 

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壁に敢えて実際とはちがう境目の境界線を黒い線で引いてみたり、鏡タイルをはめ込んでみたり、

婉曲なバルコニーをつくったり、建築というものの一般概念をなくした発想。

地面の石畳だって、うねってる!

 

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こういった柱は、どことなく、スペイン建築家のガウディにも似ている気がする。

 

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こちら、いまも実際に多くの住人が普通に生活しています。

中のお部屋がどんな間取りなのか、気になるなあ。

 

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住居入り口のエントランス。

まるで、秘密基地に入りこむような、ちょっとわくわく感を抱く。

ほら、昔ヘンデルとグレーテルがお菓子のお家に入り込むときのシーンで、少しわくわくしたような。

 

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薄暗いなか見える、柱をぐるっと螺旋するタイルは、蛇みたい。

 

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赤、黒、青、緑、白、黄色のタイルは、柱だけでなくて、足下にも散乱。

 

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階段にも。

 

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フンデルトヴァッサーは、こういいます。

「自然の中に唯一存在しないものが、直線である」

自然を愛した彼だからこそ、建築でも自然への回帰を唱え、常に曲線を用いた彼独特の表現なのです。

フンデルトヴァッサー・ハウスからすぐ歩ける距離にある、フンデルトヴァッサー美術館も見応えありました!

彼の描いた絵をたくさん観ることができます。

 

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さて、こんな近代〜現代の芸術家の作品を観てから、一気に中世の偉大で壮麗なる建築物を観に向かいました。

それが、ここ。

国立図書館。よく、「死ぬまでに観たい図書館ベスト○○(いくつ)」、

「世界一美しい図書館」などとして、名前があがるところでもあります。

こちらは、旧王宮敷地内の一部にある。もともと宮廷図書館なのです。

 

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中に入って、チケットを買います。

重厚な扉を開くと広がる世界たるや、麗しい。

 

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このだまし絵。

世界でもっとも美しいバロック様式というのも、よくわかります。

ドームの上から本物の中世の人々の話し声が聞こえてきそう。

 

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ハプスブルク家の栄華そのものですね。圧巻。

 

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それから、もうひとつ。こちらに行きました。

オーストリアを代表する建築家、オットー・ワーグナーの手掛けた郵便貯金局。

100年前の建物とは思えない、美しさでした。

外壁に打たれた画鋲のようなボルト部分は、本来建物の内側におさめるようにつくられるのを

あえて、外に出して見えるようにしたデザイン。

 

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中は、まるで、駅のようでした。

 

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二重ガラスのため、外光がやさしく室内に広がります。

この明るさは、やはり近代建築ですね。

 

 

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受付するカウンター。現在も使われていました。

 

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柱、床にも、機能性と実用性を考えて設計されているようです。

 

 

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斬新ですね。

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オットー・ワーグナー。

「芸術は必要にのみ従う」という。

フンデルトヴァッサーの芸術的建築とは対象的でした。

 

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ウィーン、建築をまわるだけで数日かかるけれど、どこもかしこも見応えありました。

 

つづく♡

 

おまけ)

ウィーンにも、にゃんはおらずでした。

聞くところ、やっぱり都市ではおうちでにゃんずを飼っているようで。

にゃので、今回は、ギリシャで出会ったにゃん兄弟のスナップにゃんをどうぞ〜

さて、いったい、何にゃん兄弟でしょう〜〜〜??

 

“ふにゃ〜〜〜”

 

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“ま〜ぜ〜て〜”

 

 

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“ま〜ぜ〜てにゃー”

 

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3にゃん兄弟だにゃん♡

 

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