チチカカ湖、アマンタニ島でホームステイ……
- 2014年3月2日
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琵琶湖の12倍ほどあるという広大なチチカカ湖に浮かぶ島々、
その中でも特異な浮き島であるウロス島をあとにして、
ボートでおよそ3時間ほど、アマンタニ島という大きな島に到着しました。
アマンタニ島にて、一泊ホームステイします。
ホームステイは一泊三食付きというので、チチカカ湖で申し込んだツアーにふくまれています。
ツアーに参加した様々な国の人たちは、それぞれ別の民家に泊めてもらいます。
私はブランカという女性の家へ。
家と畑と木と柵……それ以外とくに見当たらない。
ここが、本日宿泊するお家。ブランカと子供達で暮らしています。
水道はなくて、電気は部屋にひとつ豆電球があるだけ。民家によっては、電気もないところがあるとか。
タンクの中の水で、トイレを流したり、手を洗ったりします。
家は二階だて。
部屋はこんな感じで簡素だけど、電気がついていました。
夜はとっても冷え込むので、毛布をもらうことにしよう……。
二階から島を見渡すけれど、きっと、どのお家も似たような暮らしぶりなのだろうなあ。
この島には果物もないので、行きにプーノで果物を買って渡すと、とっても喜んでくれました。
外ではヤギが飼われていて、のどかであります。
ブランカがランチを作ってくれるなか、一番年下の女の子に聞いてみました。
「このおうち、ガトーいる?」と。
ガトーとは、フランス語だと「お菓子」なのですが、スペイン語では「猫」のこと。
すると、「シー」という。Si って、「はい」って意味。
なんと、にゃんのいるお家??
すると、お庭をところこ歩く姿を発見。
すかさず女の子が、「ねえ、あっち見て!」とカメラ目線をにゃんに要求。
にゃんというと、
“……(やだにゃ)”という感じ炸裂です。だよね?笑
それでも女の子は、「ほらーあっち見てよう」と要求。
“だから、嫌にゃんだって……”(むすーっ)
「もーーーう! あっち見てってば!!」
“ほっといてほしいにゃー”
「どうして、言うこと聞かないの?」と、身体をはって女の子は説得する。
でも、にゃんのほうは、“聞かにゃいもん!”との一点張り。
“(寝たふり・・)”
「あーん。言うこと聞いてくれない」と、私に訴える女の子。
“……”
見かねたお兄ちゃんが、よいしょっとにゃんを担いで、お部屋の奥に行ってしまいました。
なんとも可愛らしい攻防戦でありました♡
ブランカによばれて、ランチをいただく。
キヌアという植物の入ったスープ。お野菜たっぷりだし、あたたまる。
そして、この全体的に白い感じ…ライスと、きゅうりと、卵のようなものはチーズで、
手前はじゃがいもです。
チーズは、食べるとなぜか口の中でキュッキュッと音がしました。
プーノの街中でよく売られていたウォッシュタイプのチーズです。
しょっぱいけど、ちょっと癖になりそうな感じがする。
チーズをライスと一緒に食べるという初体験。悪くない、いや、やっぱり癖になります!
その後、島の山頂上までハイキング。
ツアーを申し込んだみんなが向かうというのですが、空は雷がゴロゴロ……
急いで登っておりたいところ。
山の頂上は2方向あって、私は楽チンな道を選んで行きました。
正直……見下ろす風景は、とくに頂上からでなくても同じ!?
けれど、遠くの海かと思えるような広大なチチカカ湖を眺めることができて
やっぱり登ってよかった!
夜、夕飯のあとインディヘナたちと踊るというイベント(毎夜このツアー向けにやっているようです)に
行ってきて、一緒に踊ってきましたが、寒かった!
そして、外灯のひとつもない(本当にひとつもない)道を懐中電灯で歩くというのは
スリル満点でした。
翌日は朝アマンタニ島をでて、タキーレ島へ。
こちらも似たような島ではありますが、また少し雰囲気が違いました。
こんな門がところどころあります。やっぱり帽子!
タキーレ島もまた、アマンタニ島のようにけっして豊かといえる環境ではなさそう。
それでも先住民たちがいて、ずっとその暮らしぶりが今に続いている。
牛はいるけれど、にゃんはおらず。
やっぱり、にゃんは民家にいるのでしょう。。。
中央広場。
小さな女の子のお洋服が可愛らしい。
チチカカ湖の島々をまわって、ペルー側だけですが、物質にたよらない場所、
自然に人間がよりそって生きているような場所があって、不便ではあるのですが
考えさせられる素敵な時間でした。
プーノに戻って、ツアーはおしまい!
つぎは、ボリビアです!
つづく♡