チチカカ湖の浮き島と、そこで暮らすにゃん
- 2014年2月27日
- No Comments
ペルーのクスコからチチカカ湖へ。
標高の高いクスコから、まずはプーノというチチカカ湖の町に向かうのですが
標高4000メートルをバスで超えます。
さすがに、空気の薄さを自分でも実感できる。
とにかくゆっくりと動かないと、あっという間に高山病になってしまうので要注意です。
脱線しますが、日本人旅行者でも、時として高山病になって、セスナで運ばれて
標高の低い町へ搬送させられることがあるようです。
チチカカ湖も標高3800メートルの場所にある、世界で船が乗り入れする湖では
もっとも標高が高い場所だと聞きました。
さて、チチカカ湖は、ペルーとボリビアにまたがる湖。
ボリビアへ行くには、ペルー側のプーノからバスで湖沿いを走り、途中にあるイミグレで
パスポートコントロ—ルをして、そこからボリビアへ入ることになります。
私は、ボリビアへ入る前に、プーノから一泊二日で、チチカカ湖の浮き島であるウロス島、
それからタキーレ島、アマンタニ島をめぐるツアーに参加してきました。
浮き島というのが、ペルー側にあって、ウル族という先住民が暮らす島なのですが、
それが驚くような光景なのです。
ということで、プーノからツアーがスタートしました。
ボートに乗っておよそ40分程度で、浮き島のウロス島に到着。
浮き島とは、トトラ(植物の葦)を使って長い歳月をかけて水中に積み上げていって、
島が浮いたという奇跡的な人口島というわけです。
先住民がスペインから逃れてきて始めたと、ガイドさんが教えてくれました。
ボートを下りるときはちょっと緊張!
足下がふわふわする!
可愛いインディヘナがお出迎えしてくれました!
といっても、この浮き島の全体の広さって驚くほど小さいのです!
10家族ほど、実際に暮らしているとか。
小さくも観光地化されているので、インディヘナたちの手作りの品々が売られていました。
カラフルなクッションカバー。
でも私、インディヘナの女性たちがかぶっている帽子のほうが気になる♡ 個性でてます。
店番には大人も子供もありません。
生まれたときから、ここで育ってるんだもの!
だって、こんなに小さな島……
石でもなく、土でもなく、ましてコンクリートなんてない、トトラという草でできた島。
小さな彼らの秘密基地。でも、立派な住まい。立派な彼らの居場所です。
ちなみに、ウロス島というのは、実は40ほどのこういった浮き島があって、
それをまとめて「ウロス」というらしいので、実際はウロス諸島というほうが正しいような。
お隣さんは、こんな感じでした。まあ、似ていますが、観光客は立ち入らないせいか、
静かな暮らしを垣間みれました。
ちなみに、彼らの交通手段である小舟に乗らせてもらって見学したのですが、
小舟はこういう型をしていて、やっぱりトトラで作っているそう。
もちろん、家だってトトラ。
……おや、おや〜?
島の真ん中程にいる、あのシルエットは!?
こんな島に、にゃんと、にゃんがいた!!
“なにさ、いたらダメにゃわけ〜? ここはオイラの島だにゃ!”
衝撃なのは、こちらもいらっしゃったからです。
“こちゃちゃちわ〜”
“ここ、アタシの家にゃのだ”
にゃんと、にゃんと!
にゃんずも、しっかりとした家族の一員でありました♡
仲良く暮らすって素敵♡
最後に、こちら、島のできている仕組みだそうです。
チチカカ湖に群生するトトラを使って、何年も何年も積み重ねていって
下はどんどん腐っていくので、現在もあたらしく積み重ねるようです。
ちなみにトトラ、食べられます。食べました。少し甘みがあって、シャキシャキしました。
つづく♡