手島のにゃんず、美しき家屋
- 2014年7月8日
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手島を歩くと、本当に古くて立派な家が多いことに気づきます。
それでも、現在30軒ほどしか人が住んでおらず、
100軒ほどは空き家だといいます。
それも、何年も住んでいないとか、あるいは年に二日ほどだけ
帰省するとか、その程度。
歩いているうちに、まるで海外を旅しているときに
感じてしまうような、日常と非日常の世界の二元化を感じ
時間的な感覚まで失われて行くようになりました。
ここって、本当に現代? たしかに現代だけれども
なんだろうか。この時代をタイムスリップしたかのような
懐かしい原風景のような世界は…。
しかし、時間はやはり前に進んでいるようです。
こうして朽ちていく、さまざまな家屋をみた。
人の気配は、綺麗に整えられた花畑や野菜畑から
感じとることができる。
というか、そこからしか、なかなか人気(ひとけ)を感じない。
小さな集落ゆえ、歩いていると、何度も同じところを
歩いているような気もするし、実際歩いてしまっているのかも。
それでも、心地よくて、気持ちがいい。
自然教育センターを管理している高田さんに、
「どこかで、にゃんずに会えませんか?」と伺うと
現役80歳の漁師さんのお宅へと連れていってくれました。
そこに…!!!
にゃんずがいました。
にゃん?? まるでたぬきのようだにゃ。
この島に呼吸をあわせて、にゃんずもとても静かで
ゆったりとしていました。
凛々しい佇まいは、この島の人たちのよう。
また来るにゃん!
つづく