クリチバのオスカー・ニーマイヤー美術館

私はにゃんが好きですが、それ以外にも旅にでる醍醐味がもちろんあります。

それは、その国、その街の歴史や文化を辿ることであって、

なによりもそれは建築というものに表れるのだと感じていて、

私は旅でさまざまな建築を見ること、触れることが大好き!なのです。

それで、今回南米の旅行にて、もっとも、もっとーーーも楽しみにしてた建築は

そう、建築家オスカー・ニーマイヤーの手掛けた建築物を見ること!!!

念願のその日がやってきました!!!!

 

その前に、オスカー・ニーマイヤーとは、ブラジルを代表する近代建築の父であり

ブラジルの激動の時代を生き抜き、ブラジルという国家を導いて来た父でもあります。

ニーマイヤーの建築は、これからいくつかご紹介したいと思っていますので、

主にたくさんの写真を載せることで、

「こんな面白い建物あるんだ!」くらいに楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

美術館前のバス的もこんなオシャレ。

 

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オスカー・ニーマイヤーの建築はブラジルにいくつもありますが、

「オスカー・ニーマイヤー美術館」という名前がついているこちら、

とっても気になっていました。

 

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ちょっと曇り空のもと、ど〜んよりとしておりますが、この面白く、斬新なる建築こそ

「オスカー・ニーマイヤー美術館」。

ブラジルでは、『Museo do Olho(目のミュージアム)』と呼ばれている。

 

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たしかに、目です。

ちなみに、面白い曲線使いこそ、彼の特徴でもあります。

 

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このスロープも、わくわくした気持ちが沸き起こる!

 

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とくに、水を使って空間の雰囲気を変えてしまうのも、彼の特徴。

この日は曇りだったけれど、晴天時には、水面下にも目が映るのだろうなあ……。

 

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さて、目の建物と離れて長方形の大きな建物がありますが、

こちらにはカフェがあって、美術館の入り口でもあります。

 

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このなんとも言えない天井とフロア間の空間が、とっても心地よく、

あえて斜めに配置された壁のおかげで、奥へとピントが入って、無限大な空間の広がりを感じる。

面白いな〜。

 

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二階を支えるのには、少なすぎるのではというほどの柱もまた、

天井に近い部分が細くなっているので、重い感じがしない。

一つひとつに図られた設計の緻密さに感動します。

 

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この円形になっている部分はガラスかなにかで、下が微妙に透ける。

 

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こんな感じで立っているカップルをみて、こりゃあ、ちょっとした宇宙?と感じるほど!

なんだかウユニ塩湖の鏡ばりを思い出した私であります!

 

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さて、ようやく入り口。

 

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二階へは、階段よりほぼスロープの幅!

 

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二階から見るとこんな感じです。

 

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二階はセクションにわけられ、様々な展示会をしていました。企画展です。

 

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それから今度は地下へ。

 

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こちらが、オスカー・ニーマイヤーについての常設展。

 

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彼の手掛けた建築の模型が飾られていました。

 

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そして、彼の描く独特なデッサン。

 

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よく彼のデッサンした絵が建物に描かれていることもしばしば。

ちなみに、彼は女性が大好き! というか、女性の持っている身体のフォルム、

その曲線美を愛することで、計り知れないインスピレーションを建築のほうに発揮していたようです。

 

 

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そうすると……なんというか、こんなにも斬新なものになるのだろうか。

 

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こちら、首都ブラジリアのカテドラル。

 

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20世紀最後の巨匠!

 

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この展示場の天井が、さきほどカップルが立っていた一階フロア部分。

 

 

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さて、こちらから、ついに『目』の中へとアクセスできます。

 

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どきどき……

 

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と、出てたら意外と普通! 階段でした。(エレベーターもあります)

 

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階段を4階分のぼって、ようやく到着。

 

 

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ひとこといって、「ここは宇宙?」のような錯覚。

天井の光が動きます。

 

 

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普通に作品が並ぶのだけど、正直建物が一番すごい!

 

 

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天井はどんな感じかというと、こういう素材?でできている。

 

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さらに近づくと、こんな感じ。

これは、いったい何?

 

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さて、出るときは、目から直接でることもできますが、

私は荷物をクロークにあずけていたので、また地下にある最初の入り口まで戻って

外にでました。

いやー、ずっと、ワクワクが止まらない建物。

 

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あ、ほら、目の下にニーマイヤー先生の女性のデッサン。

これも「目」を表現してるようですが。

 

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最後にカフェによりました。

 

 

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ガラス張りなので、まるでテラスにいるような。

 

 

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メニューが可愛い。

 

 

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ちゃっかりランチ♡

 

 

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お腹いっぱい、胸もいっぱい。

さらに気分が一気に上がったのが、この目に映った青空!

反対側が晴れていて、それがしっかりと目に映りました。

 

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目に込められた意味というものも、きっとあるはず。

「見る」ということにもちょこっと考えさせられる、素晴らしい美術館でした。

 

つづく♡

 

 

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